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2009年3月27日 (金)

イチローの静謐・・

イチローがWBCの最後の打席で見せたもの。

何故か、あの打席では彼の周囲だけに静謐があふれているように見えた・・。

彼も言ったように「神が降り立った」ようなゾーンが確かにあったのではないか。

彼の打席を見ながら、私は何故か、剣豪・宮本武蔵のことを思いだしていた。

武蔵の有名な言葉に次のものがある。

立ち会いの際、相手方に目を付ける場合、観の目強く、見の目弱く見るべし

 武蔵によると、「目の玉動かさず、うらやかに観る」目があるという。「敵合近づくとも、いか程も遠く観る目」で相手の存在を全体的に直覚する必要があると云うのである。

 あの極限の場面で見せたイチローの眼には、武蔵をはじめとする日本の剣豪たちの精神性に相通じるものがあったのではないだろうか。

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