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2019年6月14日 (金)

マイナスをプラスにする魔法

マイナスが大きいほどプラスも大きい・・アラン・コーエンの啓示

アラン・コーエンによると、「すべてのマイナスは、プラスの半分」であり、マイナス(-)に縦線(|)を加えると、プラス(+)になる。

ですから一見マイナスと思える出来事も、そこから得た気づきが加わると、プラスに働きます。

マイナスは、縦線、つまり気づきへと至る垂直の動きを待っているのです。

 

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 このアランの言葉は、「大震災のメッセージ」と題した本の中で出てくるもので、彼は「日本人を元気づけ、癒したい。そう思いながら、震災直後の東京でこの本を書きました」という。

 アランが言うように、すべてのマイナスと見える出来事は、「縦線、つまり気づきへと至る垂直の動きを待っている」のである。

 換言すると、マイナスが大きいほど、気づきもプラスも大きくなる。

 東日本大震災という大きなマイナスも「大きな気づき」を招請しているとも云える。

 実は宝物は自分の目の前にあるのだ。

 常に当たりは目の前にある。

 これを「当たり前」とも言う。

 しかし、人は目の前にある「当たり」には目もくれずに、いつも未来のある地点や他の場所に宝物を探してきた。

 このシリーズでは、目の前にあるマイナスをもプラスにする魔法について紹介している。

マイナスをプラスにする魔法3・・生き方を変えるチャンス

マイナスをプラスにする魔法4・・他の視点を得る

マイナスをプラスにする魔法5・・「リフレーミング」

         フランクフルトの空・・

2019年6月 7日 (金)

「笑い」は本当の自分に還る最高の方法・・

 ダニエル・ピンクの『ハイコンセプト』によると、約2500の「笑いクラブ」が世界各地で定期的に開かれているという。

 それらの多くがインドにあり、およそ100がムンバイに、ハイテク都市バンガロールにはさらに多くのクラブがある。

 イギリス、ドイツ、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、カナダなど、欧米諸国でも次々と誕生しているし、アメリカ国内には数百のクラブが存在する。

 このようなクラブが最も急激に増えている場所は、職場である。

 このクラブを創案したのは、マダン・カタリアというインド・ムンバイに住む医師である。

 彼は「笑い」が善玉ウイルスと同じような働きをすると信じており、人間、地域、あるいは国家の間にさえ影響を及ぼすと信じている。

 このクラブでは、少人数のグループで毎朝早い時間に公園や村の広場やショッピングセンターなどに集まり、半時間ほど笑って過ごす。

 カタリアの「笑い」が独創的なのは、ジョークなどによる“条件付きの笑い”から“本来の笑い”を取り戻したことにある。

「何かに頼らなければ笑えないのなら、その笑いはあなた自身のものとは言えない。

それは条件つきの笑いなんだ。

だが、『笑いクラブ』における笑いの源は体の外にではなく、内にあるんだ

 彼は「笑いヨガ」というエクササイズで、大人の「条件つき幸福」を子どもの「無条件の喜び」に変えることかできるという。

 私たちは本当は面白いから笑うのではなく、もともと自分の中に内在する歓喜を爆発させる機会を待っているのかもしれない。

 この喜びは快・不快、幸福・不幸といった二元性を超えたものであり、神秘家たちが「至福」と呼んでいるものなのである。

 私たちの源には、驚くべき「歓喜の海」があり、このただ一つの海から宇宙のすべてのものは生まれてきたのではないだろうか。

 実は愛さえもこの「歓喜の海」から生まれてきたのであり、この「ジョイ」をシェアしたい思いが愛になり、さらに天地万物を創造するアイデアになり、宇宙になり、そして私たち生命として花開いているのだ。

 

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    フランクフルトにて

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