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「大いなるいのち」が花開こうとしている・・全てはうまくいっている

 もう大部前の話になるが、赤塚不二雄の葬儀におけるタモリの弔辞には驚いた。

 何でも白紙で彼は弔辞を読んだそうだ。

 それはともかく、弔辞から伺える赤塚さんの眼力とその生き方には、改めて感動した。

 まだ無名のタモリの天才に気づいた「眼力」とそれを世に出したところの「無償の愛」。

 何より私の心を動かしたのは次の一節だった。

 あなたの考えは、すべての出来事、存在をあるがままに、前向きに肯定し、受け入れることです。

それによって人間は重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、また時間は前後関係を断ち放たれて、その時その場が異様に明るく感じられます。

この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。

すなわち『これでいいのだ』と。

 ・・平成20年8月7日、森田一義

Tamori

 どんな出来事も「これでいいのだ」と一度、肯定できれば善き事に変わるのではないだろうか。

 なぜなら、どんなに悲惨に思える出来事も、その背後には「神の栄光」が隠れているからだ。その裂け目からその光が現れようとしているからだ。

 すべてがベルクソンの言うように「生命の持続」だとすれば、この宇宙を「大いなるいのち」として捉えてもいいだろう。

 この「大いなる命」が自分の悦びを表現したくて、宇宙をつくり、惑星をつくり、生物をつくり、最後に自分の分身として我々を産んだ。

 ただその振動数が違うだけであり、本当はただ一つの「いのち」だけがあるのだ。

 すべてはこの「大いなるいのち」の中にある。

 そしてこの「大いなるいのち」の温かさの中ですべては育まれ、生長しようとしているのである。

  前に紹介した「黄金の仏陀像」の話を思い出そう。

 一見不都合に思える出来事とは、「黄金の仏陀像」を隠していたコンクリートが剥がれている現象に過ぎない。

 その悲惨な現象の自壊のプロセスを通して「黄金の仏陀像」という本物が現れようとしているのだ。

 私も赤塚さんに倣って云おう。

これでいいのだ。

全てはうまくいっている。

「大いなるいのち」が花開こうとしているのだ。

自分なんて小さいものはない。

全ては「いのち」なんだ。

必ず花開く時が来る。

Chrysanthemum

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哲学」カテゴリの記事

コメント

大いなるいのち、それしかないのに、何故全てをばらばらにとらえてしまうのか?

投稿: 無限 | 2015年9月22日 (火) 21時06分

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