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宇宙的気づきによる「笑い」

 フランスの哲人、ベルクソンが、教えてくれる「笑い」は「気づきの哲学」と呼んでもいいと思う。

 芝居における言葉の繰り返しから生まれる「笑い」や「ひっくり反し」と呼ばれる手法で生まれる「笑い」など、まさしく「笑い」は多種多様である。

 しかしながらどんな「笑い」も「気づき」=悟りに通じており、私たちは笑うことにより、自動的なもの、こわばったもの、出来合いのものに気づき、そして解放されて、「生命の大いなる創造の流れ」に合流することができるのだ。

Bergson
ベルクソンは「笑い」についても
独創的な分析をしている

 もっと具体的に言うと、どんな状況にあっても、それを笑うことができるということは、もう一人の自分がいてその演技をしている自分を観察して楽しんでいるのである。

 ここにいることの意味を、私たちは笑うことによって知ろうとしているのかもしれないのだ。

 ちなみにこれから出てくる「笑い」は、宇宙的な「気づき」から生まれてくるであろう。

 私たちが当たり前と思っていることが、別の宇宙的な観点からみるときに、思い込みにすぎず、イリュージョンに過ぎないことに気づいたときに「笑い」が生まれてくるのである。

 例えば、私たちはまだ「生命」の本当の力を十分に発揮しているとは言えない。

 言わば、地球上における生命は物質という強い抵抗に合いながら顕現している「生命の見かけの現象」であり、ベルクソンの言うエネルギーの蓄積と爆発という「生命の本質」をおおい隠しているかもしれないのだ。

 その本来のパワーを抑制しているものの正体に気づいたときに、思わず「笑い」が生じる。

 丁度、舞台で演じている俳優が、舞台上の仮の備品・・紙でつくられた岩や木など・・を本物として扱いながら演技しているように、私達も本来存在しないところのものを本物として錯覚して生活している。

 このような私たちの姿を、別の宇宙的な観点から見ると、可笑しくて仕方がなく、笑っているかもしれないのだ。

 それはとにかく、私たちは今後「宇宙的な笑い」によって、実在だと思っているものが実はイリュージョンにすぎないことに気づくことになるだろう。

V5014

地球の生命は「生命の見かけの現象」か・・  

 

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