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2013年4月18日 (木)

井筒俊彦論32・・「意識と存在の構造モデル」

 井筒俊彦の提起している実存の中心を「自我」のレベルから「自己」のレベルへと移行させることによって人間を根底からつくりかえることは、これからの「地球社会」にとって必須の生きる条件になってくるだろう。

 私たちが「文明の衝突」からもう一段階高い「ダイナミックな統合」に至るためには、この自分自身の意識レベルをより包括的で創造的なものに転換していくことが何よりも必要なのである。

 井筒の描いた「意識と存在の構造モデル」としての三角形の図を想定するならば、その頂点にあるところのゼロ・ポイント・フィールドに一度は登頂して下山することが求められている。

 これからこの「ダイナミックな統合」に至るモデルケースとして、「意識と存在の構造モデル」について詳しく見てみよう。

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  「ダイナミックな統合」に至る道を考える
  ・・ハイデルベルクにて

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