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「精神のエネルギー」について・・9

「精神のエネルギー」について見ていく上で鍵を握っているのは、科学と宗教の対話である。

 これまで相容れないものと思われていたこの二つのジャンルが最近、急速に接近する動きも見せ始めている。

 その中でも注目を浴び始めているのが、世界的に著名なアメリカの細胞生物学者のブルース・リプトン博士だ。

 前回紹介した映画「祈りーーサムシンググレートとの対話」に登場する一人でもある。

 同映画のサイトの紹介によると、博士はウィスコンシン大学医学部やスタンフォード大学医学部で教鞭をとり、これまでに何十ものテレビやラジオ番組にゲストとして招かれ、また、米国内で開かれる各種会議で基調講演者を務めているという。

 博士の行なった細胞膜に関する画期的な研究は、エピジェネティクス(epigenetics)という新しい分野の端緒を開き、彼は科学と魂(スピリット)との橋渡しをする新しい生物学のリーダーとして活躍しているという。

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 私は田坂広志氏のメルマガでリプトン博士のことを初めて知ったのだが、同氏は日本にも来られていて田坂氏などと対談するとともに、『思考のすごい力』(PHP)という単行本を出版された。

 リプトン博士によると、実は細胞の一つ一つも知性をもっており、吾々の思考に敏感に反応していることが判ってきたというのだ。

 これまでのような遺伝子決定論ではなく、遺伝子も環境や人間の信念によってそのふるまいを変えることができるという。

 会社にたとえれば、一つ一つの細胞は社員みたいなものであり、直接的には支社長(胃や心臓などの臓器)などの上司の命令に従うが、最終的にはCE0という最高責任者の指示に従うということであろうか。

 この本の帯にあるように「信念は細胞を変え、人生を変える!」ことができる。

 とするならば、私たちは身体と人生の最高責任者として、「精神のエネルギー」を正しく用いて病身も健康にすることができるし、希望通りの人生を送ることもできるはずなのである。

 ちなみにリブトン博士と田坂氏などの対話のサイトに目を通すと、博士の大まかな考え方を理解できるはずである。 

 

「思考」のすごい力 Book 「思考」のすごい力

著者:ブルース・リプトン
販売元:PHP研究所
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