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小林秀雄とヨーロッパの旅・・

白洲信哉氏は、祖父である小林秀雄の『近代絵画』と『ゴッホの手紙』を鞄に入れて、ヨーロッパを旅したことがあったという。

小林が書いた文章を道しるべに、彼がたどった道を歩いてみたのだ。

オランダのクレラーミューラー美術館に、アムステルダムのゴッホ美術館。フランスのルーブルにオルセー。

スペインのプラドなど本に書かれている絵画や風景を目前にすると、おのずと小林との会話が始まる。

小林が、どんな風に絵画を見たか、独特な絵画の見方に感心することもあれば、自分の見方との違いを意識することもある。

小林が残した文章を媒介にして、時を超えて小林と語り合う。

・・『白州 スタイル』

 私にしてみれば、これ以上贅沢な“観光旅行”はないと思うが、天才と対話するにはその作品だけでなく、それを生んだ現場に赴くことも必要ということだろうか。

 信哉氏は「祖父が心血を注いで残した文章を遺言のように大切に思っている」と謂い「この対話は一生続くだろう」とも記している。

 この春、天才達の作品を片手にその縁の場所を“観光旅行”するのもいい。

 旅する時間がなかったら、空想の中で旅をして天才達と対話するのも良い。

Kobayashigoho

    ゴッホの複製画を前にして

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