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2011年7月13日 (水)

「太陽主義」で道を開く9・・「天の眼」で見る

「天命を知る」という言葉があるが、私たちは誰もがその人でしかできない使命を天から授かっているのではないか。

 が、ある時はその天から与えられた役が世間から批判される時もある。

 山岡鉄舟はある時、西郷隆盛に次のような話をしたという。

・・『安岡正篤 人生を拓く』参照

 「西郷先生、徳川慶喜公のことを、みなは悪く言います。15人の将軍の中でいちばんの腰砕けで、度胸のない将軍だった。弁は立つが、理屈だけの人間だったから、いざというときには尻尾を巻いて逃げおったなどと、いろいろな言い方をされるけれども、私は逆にあの将軍だったからこそ日本は救われたと感謝しているのです」

 もし家康公のような優れた武将であったならば、政権を朝廷に渡すものか、と大戦争になっていたと言うのである。

 つまり、「人間の眼」から見た慶喜公は確かにあまり評価できなかった将軍だったかもしれないが、天はそういう人をも用いて、明治維新という回天の偉業を達成された。

「天はよくぞあのとき、慶喜公を将軍に据えておかれたものです。だから私は天の見事な配剤に感謝したいのです」・・山岡鉄舟

 ちなみに私は、慶喜公はあの時代と自分の役割とがよく見えておられたに違いない・・と考えるのだが、どうであろうか。

 「太陽主義」では、「人の眼」よりも「天の眼」、つまり「お天道様」の眼差しを大切にするのである。

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