小林秀雄とガブリエル・マルセルの対話・・技術時代における聖なるもの
フランスの哲学者、ガブリエル・マルセルは、1966年に来日した際、読売新聞の主催で、小林秀雄と鎌倉の小林邸で対談している。
この対談では、現代における聖なるものとは何か、自然と文明の関係、晩年のベルクソンについてなど、東西の哲人が親しい中にもそれぞれの考えを正面からぶつけ合っており、今読んでも大変興味深いものがある。
そこで二人の対談について、何回かに渡って、ダイジェストで再現してみたい。
当時、小林秀雄は「本居宣長」というライフワークに取り掛かっているところであり、マルセル相手に独自の神道講義や宣長講義をしているところもある。
・・この連載は東日本大震災と福島の原発事故の前に書かれたものですが、二人の哲人の対話から「文明と自然」の関係など、新しい文明のパラダイムについて「考えるヒント」を得ることができると思います。読者の家族の皆様の何かの参考になれば幸いです。・・
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小林秀雄とガブリエル・マルセルの対話・・4 小林秀雄とガブリエル・マルセルの対話・・10
熱海の夏の海・・
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