大馬鹿の成功法則・・はじめに
「成功するにはどうしたらいいのか」
おそらくこの問いかけに答えるために万巻の書物が誕生したといっても過言ではない。
この手の成功本はもう嫌と言うほど読んだという読者の方も多いだろう。
しかし、現実には本の数と読者の数ほど成功者の数がいないといのうが現実だ。
それは一体、どうしたことか。
成功とそうではない失敗に一線を引いているものはなんなのか。
これがこの新シリーズを書く動機になったものである。
さて、大馬鹿の成功法則・・その一とは、先ほど書いた文章の中にヒントがある。
結論から言おう。
実は成功と失敗とを分別して一線を引こうとする考え方そのものの中に成功へのブレーキをかけている失敗の要因があるということだ。
賢い人は、いつもこう考えている。
- 失敗しないようにするにはどうしたらいいか。
- 世間から成功者と見られるにはどうしたらいいか。
- 問題をいち早く解決して成功するにはどうしたらいいか。
それに対して大馬鹿者はこう考える。
- いち早く失敗するにはどうしたらいいか。
- 世間から大馬鹿者と見られるにはどうしたらいいか。
- 問題にこそチャンスの芽があると心底喜ぶ。
つまり前者が成功と失敗の二元論に対して、後者は成功と失敗の境界線が曖昧になった一元論になっているのだ。
地球上の人類はこれまで善と悪とを、成功と失敗とを、利口者と大馬鹿者を二元的に捉えてそれを克服する生き方を選択してきたわけだが、このような二元的な単純な考え方で人類が幸福になってきかどうか、ということは現在の人類の置かれている状況を見れば一目瞭然である。
とするならば、結果を変えるにはこれまでの考え方、行動の仕方というものを根本的に転換しなければならない、ということは多くの人類が気づき始めていることである。
しかし気づいてもどのような方向に変身していいのか、分からなければ人類はまさに迷路の中で窒息死してしまうことになる。
そこで登場してくるのが大馬鹿者の成功法則である。
この法則はこれまでの成功哲学の言っていることとあまりにも食い違っているかもしれない。しかし、この法則を知ることにより、人類は真に偉大な宇宙人へと変身することができるはずである。
そしてこれからの時代は、宇宙規模で成功することを考えなければならない、コスミック・サクセスの時代になることを読者には知っていただきたい。
それでは順次、大馬鹿者の成功法則について述べていくことにしよう。
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バカになるほど成功する!!赤っ恥学 (宝島社文庫) 著者:関口 房朗 |
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